汚染土壌の改良に、六価クロム溶出防止剤「土壌元気君」

「土壌元気君」とは?
六価クロムを主に重金属汚染土壌の無害化する、化学的に長期安定した化合物に変える薬剤です。


土壌改良材 土壌元気君

当社で研究開発した特殊固化材『土壌元気君』は、 他のフライアッシュと比較して比表面積が大きい特徴があります。

重金属等を含まない特定のペーパースラッジ灰に、中和と団粒化機能を併せ持つ天然鉱物と特殊無機薬剤を配合することで、高い吸水率、即効性固化機能、団粒化、植生改善など土質改良も兼備えております。
尚、高い設計強度を要求されるお客様には圧縮強度を重視した改良品で対応可能です。

 

「土壌元気君Cr」の六価クロム防止機能

六価クロムの溶出による土壌汚染に際して、弊社「土壌元気君Cr」を使用することで、六価クロム溶出量を0.05mg/リットル以下に抑制することができます。 地盤強化に際しては、汎用のセメント系固化材に「土壌元気君Cr」を少量添加混合するだけですので、従来の固化材による施工方法と全く同じでよく、設計時に新たな検討は必要ありません。

「土壌元気君Cr」は数種の特殊成分を組合せた配合処方(特許出願:平成21年6月に公開)から成り、その機能性は、有機液体キレート化合物とは違って土壌の酸性、アルカリ性を問わず安定しています。還元物質による処理のように一時的に無害の三価クロムに転化したものが、酸化物質の存在下で有害な六価クロムに再転化しないという特徴を持っています。

また、微粉末なので土壌やセメント等の粉体へ分散しやすく、薬剤中の有効成分は水溶性で、土壌やセメントから雨水等に溶出する六価クロムイオン(Cr6+)と素早く反応して不溶化化合物に変え、再溶出させません。(土壌中に残存するクロムも無害な化合物に変化しているので、六価クロムイオンとして溶出することはありません。)

 

「土壌元気君」認定等

・特許取得(H22.1.22)
・神奈川県経営革新認定(H20.3.10)
・平成22年度相模原市トライアル発注認定(H22.10.6)
・国交省による「建設企業の連携によるフロンティア事業」採択(H23.4.20)
・相模原市発行「おもしろ企業の魅力拝見!」記載 ・「環境ビジネス2013春号」記載

 

汚染土壌改良材「土壌元気君」について詳しく見る

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六価クロム溶出防止機能

六価クロム、公知の処理方法 六価クロムの溶出による土壌汚染・地下水汚染の防止方法には、セメント固化法、酸その他...
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試験データ

種々Cr6+ +溶出防止剤の溶出試験-1 → 全てのデータはこちら(PDF) 2008/08/27